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未曾有の原発事故による健康被害の予想される避難者のこどもたちが、費用を懸念することなく、必要な検診や医療を受けられるための基金です。


こども検診医療基金 メッセージ

「1周年のつどい」の後援者からメッセージが届きました。

☆子どもたちに平等の機会を

福島第一原発から放出された放射性ヨウ素131の拡散は広範囲にわたり、当時、北は岩手、南は静岡南部まで飛散したということが解っています。これらを無防備に吸い込んだ可能性がある子どもたちは甲状腺の検査を定期的にする必要があります。京都に避難した子どもたちもまた、その必要があるのです。本来であれば、放射性ヨウ素131が飛散した地域全体で子どもたちが検査を受けなければなりません。しかし、そのような包括的な対応はまだできていません。福島県内に留まった子どもだけにしか行われていません。行政がやらないなら、できる限り、市民がこの取り組みを支えていかなければなりません。内部被ばくはひっそりと長い時間をかけてその影響を表してきます、だからこそ、子どもたちの健康と未来を守るためにその覚悟が必要です。どうかこの基金を一人でも多くの市民が支えてくださいますようにお願いします。

鎌仲ひとみ(映画監督)

☆メッセージ

2011年4月18日に私たち西日本の研究者仲間は、「大気中の放射線量や甲状腺の内部被曝量は恐るべき高水準であるから、緊急対策として幼児・妊婦の疎開に政府は責任を」と菅直人総理に要望しました。残念ながら、政府はなにもしてくれませんでした。その結果、多くの子どもに健康被害を発生させました。要望を出した者として、子どもを守る活動をしなければと思っており、貴基金の長期にわたる活動を支援できればと思っています。

石田紀郎(市民環境研究所)

☆「つどい」に寄せて

「こども検診医療基金・関西」設立一周年。もう一年、まだ一年、この両方の想いは原発事故からもう三年、まだ三年、という気持ちとぴったり重なります。
未曾有の爆発事故後、本当の意味で心が晴れやかだったことはありません。ずっとうっすらと暗雲が立ちこめるなかを懸命に手探りで日々を生きてきた、というのが正直なところです。
そんななか、何ができるのか、何をなすべきか、そして何がしたいのか。自問自答を重ねながら、周囲にたくさんの前を向いて生きる仲間を見つけ、共に手を携え支え合ってきました。大事な大事な子どもたちのための検診というお役目を担ってくださり、心から感謝しています。かけがえのない命のために、これからずっとそばにいるよ、と佇み手を握り先に立って案内してくれる頼もしい先生方。サポートくださるスタッフのみなさま。
こども医療検診基金・関西の存在は光そのものです。それは私たちの光である子どもたちを守り、寄り添ってくれるから。
これから息の長い活動を続けてくださいますように。一人でも多くの子どもたち、家族の笑顔のために。心から祈っています。

西田那都花

☆メッセージ

こども検診基金はこの子たちを大切に大切に守っていこうという取り組み、皆さんずっと無償で、想いあって日々努力され、ここまで形にされたのだなぁと思うと、共感と感銘でまたうるうるします。素敵な一日になるよう心こめて音楽しますね。
弱者、特に子どもたちに厳しい風潮を日々見聞きする中で、このような機会にお招きいただけたこと本当に感謝しています。

のこんず♪

☆メッセージ

こども検診医療基金・関西1周年おめでとうございます。
福島ではなかなかきちんとした検診、医療がこどもたちに提供されていないという声を多く聞かせていただいております。その不安とは逆にそういった現状が時間とともに忘れ去られていこうとする現実があると思います。あらためて原発・放射能問題における啓発運動、こどもたちの保養活動、検診医療の充実が求められているのだと強く感じております。これからはなむなむ大集会、ワクワク保養ツアーとも様々な形でさらに連携していきたいと思っています。ともに歩んでいきましょう!

中杉隆法(ナムナム大集会実行委員会・ワクワク保養ツアー実行委員会・事務局長)

☆メッセージ

皆樣方の心あるご理解と温かいご活動に、一人の小児科医として心より敬意を表したく、メッセージを送らせていただきます。
2011年3月11日におきたフクシマ第一原発所の大惨事は私たち外国人の目には、もはや多くの日本の人々にとって過去の出来事となりつつあるかのように映ります。
私どもは本年3月、放射能が子どもたちに与える危険性に関する講演会を日本全国6会場にてとり行いましたが、講演において聴衆に訴えかけた一つに、子どもたちへの「放射能」に対する影響は生涯消えることがないことから社会の大人や専門医たちは、惨禍の現状に目を背けることなく「子どもたち」を見守り、治療への道をつづけなければならないということでした。
また同時に、再稼働の現実を目前にひかえる日本の現状ですが、諸外国の研究において、安全に稼働しているといわれる原発所でさえ、25キロ圏内にすむ子どもたちには低量被爆の危険性が大いにあるところとなっています。
これからも子どもたちの救済活動を続けると共に、これ以上の子どもたちの犠牲者を再稼働によって増やすようなことにならないよう、いっそうの活動を心より願う次第でございます。

ヘレン・カルデイコット(小児科医師)

こども検診医療基金 関西

info@kodomokenshin.com

すべての未来の人たちのために こども検診医療基金 関西