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未曾有の原発事故による健康被害の予想される避難者のこどもたちが、費用を懸念することなく、必要な検診や医療を受けられるための基金です。


こども検診医療基金 イベント報告policy

こども検診医療基金・関西「1周年のつどい」

☆2014年4月12日(土)「1周年のつどい」を開催し100名を超える方々に参加していただきました。

・オープニングの「のこんずさん」による子どもたちの音楽会では、参加者の子どもたちと一緒にいろいろな楽器で音♪を楽しみました。

・講演・津田敏秀さん(岡山大学大学院環境生命科学研究科、疫学を専門家。著書『医学と仮説―原因と結果の科学を考える』等)は体調不良のために欠席となりました。

・シンポジウムでは、村田三郎さん、梶原敬一さん、山内知也さん(以上基金顧問)と避難移住者によるシンポジウムが開催されました。

 

集会にご出席はいただけませんでしたが、津田敏秀さんからはメッセージが届きました。

☆メッセージ

人間に病気が多発していることをいち早く察知し、その原因を突き詰めて対策を立てていく方法論の集積が疫学です。疫学は実験室ではなく現実の状況下で、不足しがちなデータを補いながら因果関係を明らかにしていく方法論でもあります。今回のように被曝線量が不確かな状況でも、突き詰めていきます。残念なことに日本は疫学の専門家が先進諸国の中でも桁違いに少ないのが今日の混乱を引き起こしています。福島県周辺には実際の事態に対応できる疫学者がいません。今後も先進諸国の国民なら誰でも得ることができる情報を提供できるように、体調を整えたいと思います。今回は本当にすみませんでした。

津田敏秀(岡山大学大学院環境生命科学研究科教授)

こども検診医療基金 関西

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すべての未来の人たちのために こども検診医療基金 関西